ゴールドリペアマン さん ご投稿有難うございます。
そうですね、金箔などの破損につながり易い仏壇の運搬など、特殊な家具の取り扱いには熟練が必要です。
一般的な運送業者さんでは、破損の発生確率が高いでしょう。最低限、引越し専門の業者に見積もりを依頼すべきです。
当サイトの別の記事や、他のQ&Aの回答でもご説明していますが、○×引越しセンターという社名でも、引越し作業以外の貨物運送などを行う作業員が、引越し作業にも従事する様なところは多いです。
これは、一般のユーザーには見分けがつきにくいですし、営業マンの口に騙されて、そういった業者を選んでしまうユーザーも多いでしょう。
ですから、当日どのような作業員が手配されるのかの説明をしっかり聞いたり、破損発生時の対応や補償のことなどを確認することが大事と、各記事で説明させていただいているのです。
また、どの業界でも営業マンは、その場の契約獲得に必死になる習性がありますから、何でも出来ます、安くします・・・と言っていまうことも多いです。特に補償のことなどは、見積書の備考欄に記入してもらって、口約束にならないような一種の危機管理がユーザーには必要です。
上記も、様々な記事でご説明しています。
また、引越し業者の中には、難易度の高い作業を取り扱う特殊スタッフや協力会社を持っているところがあります。
ただ、特殊スタッフの手配は値段が高いこともあって、引越し業者の営業マンがユーザーにお勧めすることを遠慮してしまう傾向があるんです。破損が起こることのリスクと、その回避の為のコストを説明しきれない・・・と諦めているんです。
私の現役時代に、そのようなことが原因で、同僚や後輩が引き起こす破損やクレームの数々を目の当たりにしていましたので、当サイトでは正直に引越し業界の問題点を説明することによって、ユーザーに知識を持っていただいて、事前に危機回避していただくためのコスト、つまりある程度作業代金が掛かっても、専門スタッフの手配を依頼しなければならないケースなどのお話もしています。
また、そのような感じで、見積もりに望んだにも関わらず、残念ながら破損が起こってしまうこともあります。その場合は、修理による現状復帰が通常の対応ですが、修理業者もピンキリなんです。
私の引越し現場では、破損の発生はほとんど有りませんでしたが、それでもゼロではありません。破損が起こってしまった場合は、腕利きの修理業者さんが協力会社の中にあって、ほぼ完璧に修理をしれくれましたし、物理的に修理するだけではなく、引越し業者の担当者の代わりに、ユーザーの窓口担当としても対応してくれる凄く出来た修理業者さんで、ほぼ100%丸く収まっていました。
ただ、3~5万円くらいの費用がかかりましたが(笑)
引越し業者や運送会社では、修理代金などの破損・クレーム対応の為の費用を、作業員の給料から天引きするところが多いです。
天引きされない場合も、破損発生率の高い作業員の給料査定を下げたり、間接的に給料に響くことに違いはありません。
ですから、なるべく破損に対応する費用を抑えようとする傾向があるんですね。そういった背景があって、ユーザーを怒らせる結果につながります。
どの業界でも条件は一緒なんですが、特に運送業界・引越し業界は、私が数々の転職をして渡り歩いた他の業界と比べても、最も劣悪な業界の一つと言わざるを得ません。
これは、引越し作業の難易度の高さの割りに、引越し業界に勤務する人材の質が低すぎるからなんです。また、それにも関わらず、一般ユーザーの引越しサービスに関する知識があまりにも無さ過ぎるからなんですね。
家一軒分のご家財を、1~3時間でトラックに積みきります。その中には、様々な種類の家具や荷物がありますし、ユーザー個々によって、その中身も毎回違うわけですし、ユーザーは引越しをすることになった理由によって忙しく、また引越しの荷造りなどで疲れ果てて、イライラしているのが通常です(笑)
それなのに、超プライベートな空間(家屋)に、ズカズカと引越し作業員は入っていかなくてはなりません。そして大事なご家財に触りまくります。普通に作業していたら、クレームが発生しないほうがおかしいことは、簡単に想像していただけると思います。
引越し業界の作業員は、スーパーマンでないと勤まりません。力持ちで作業に熟練しているにも関わらず、笑顔でユーザーと接することが出来て、ユーザーの細かな要望に対応できてこそ、満足してもらえる作業が提供できるようになるんです。
それが元引越し業界の勤務経験者として、一番伝えたいことであり、だからこそ、当サイトを立ち上げました。また、ユーザー側がもっと引越しや業者のことに詳しくなることによって、自身のお引越しのオーダーメイドが出来るようになっていただきたい!
それが、当サイトのコンセプトなんです。是非参考になさってください。